y4c トレーニング

Y4C Teacher Training

このたび2017年6月に、6日間のY4C Teacher Training (Yoga for Canser がん患者やがんサバイバーにヨガを教えるティーチャートレーニング)を受講し、修了しました。

なぜこのトレーニングと出会い、受講を決意し、修了したのか。
それは、わたし自身が、今年5月始めに乳がんと診断されたからです。

診断を受けた直後から、いろいろと考えなければいけないこと、決めなければいけないこと、精密検査のための通院などが次々と押し寄せ、その間にも「今後、わたしはどうしていけば良いのだろう」というヨガインストラクターとしての活動についても不安がよぎりました。

「がん」そして「ヨガ」という言葉でインターネットを検索する日々。

たまたま検索にヒットした”Y4Cトレーニング日本初開催”のウェブページ。手術予定日の直前にトレーニングが開催されると知り、これを受講することで、自分自身のことも体調や心の状態に合ったヨガで癒すことができ、がんと生きる人たちの心と体にも寄り添えるヨガクラスを行っていくことができるのではないかと、ひとすじの希望を感じました。

そして家族の理解と応援もあり、受講を決意。

y4c Tari先生

リンパのしくみを説明するTari Prinster先生

その直感は的中し、Y4Cヨガメソッドと出会えたことで、NYから初来日されたTari先生というご自身も乳がんを経験された素晴らしい先生との出会い、受講生仲間との出会いが生まれ、がんのメカニズムと体の関係を学び、これからも自分自身を、そしてがんサバイバー(がんと診断された人)や、その家族を、体調や心の状態にふさわしいヨガで癒す方法を学び、またさらに”がん患者やサバイバー、そしてその家族のQOL(Quality of Life/自分らしい生活の質・人生に幸福を見出す)向上のためのヨガクラス”を行うという今後のヨガインストラクターとしての新たな活動目標も生まれました。

y4c Tari先生とJosiとMahoko

写真左:2017年6月4日TT最終日にTari先生と/右:Tari先生のアシスタントで娘のJosi

わたしは有名人でも何でもない普通の人なので、自分の病気をこうやって公表する必要はないのですが、ヨガの師であるMyra先生からの教えである「執着を手放すこと」「受け入れること」「自由になること」と、Y4Cトレーニングで学んだ「”がん”という言葉を口に出すことに躊躇しないこと」「体は変わっても本質は変わらない」「普通(Normal)じゃなくなるわけではない。ただNew Normal(新しい状態の普通)になる」という考え方に背中を押され、2017年6月16日(金)の手術から約1ヵ月経ち、ちょうど手術後の病理結果も出たため、今回のお知らせに考え至りました。

お守りの薔薇を抱えた少女

旦那さんのお母さんがNYから送ってくれた置物が入院中のお守り

手術直後は、動く部分だけでも呼吸に合わせて体を動かすように心がけ、あまり苦痛は感じずに(ヨガの体の使い方を応用して骨盤底筋を意識した動きがとても有効的でした)主治医からも「かなり順調な回復」と言われるほどで、体力はだいぶ落ちましたが1週間の入院期間で無事に退院できました。

ただ主治医の先生から手術をした側の腕を肩より上に上げることをしばらく禁止されていたので、退院後にヨガをする時は腕を上げないでできるポーズを選んで下半身が弱らないように無理のない範囲でプラクティスを行っていましたが、それでだけでもヨガは心と体のバランスを整えてくれます。

マイラ先生来日時のアグニホートラの儀式

Hale Yoga Hawaiiヨガスタジオで行われたマイラTT卒業生同窓会にてアグニホートラの儀式

退院後ちょうど1週間というタイミングの7月の始めには、来日していたMyra先生とも再会でき、近況をご報告し、これからもヨガとともに生きていくことへのありがたい励ましのお声がけもいただきました。

お会いするだけでスーッと心と体が地に根ざすと同時に、自分自身に戻してくれるMyra先生。今回は旦那さんも一緒にMyra先生に会い、Myra先生の言葉によるガイダンスメディテーションも生で体験してもらえて(彼は音声では体験済みで、とても興味を持って必要に応じて自分でも実践していましたが)何か感じるものがあったようです。

手術後3週間(退院後2週間)の通院で「肩より上に上げて大丈夫」と主治医から許可が出たので、また日常の動作やヨガプラクティスで少しずつ肩と腕の可動域を取り戻しているところです。

大きな手術も入院も初めてのことだらけで(そのくらい健康であると過信していました)自分のことながら心と体の変化はとても興味深く、特に傷の直り方や体調の変化を通して、細胞の変化にさらに敏感になりました。
そしてたくさんの方に支えられ、生かされていることを実感し、感謝しきれないほど有り難い気持ちでいっぱいです。

病院でどの先生も口にするのが「日にち薬」という言葉。時間が経てば痛みは薄れていき、回復していくというおまじないのような言葉。長くつきあっていかなくてはいけない病気だとしても、目標をもって、心を強く、今を感じて、感謝を忘れず、一瞬一瞬を大切に過ごしていくことで、確実に日々は前に進みます。そして希望も生まれます。

術側の腕ではあまり重いものを持ってはいけず、まだ体を自由に動かせないもどかしさはありますが(洋服の脱ぎ着ですら”こんな動きを毎回無意識にしていたんだ!?”という発見でいっぱい!)、それでもヨガができること、人生が続いていくことが嬉しく、これも何かに活かせる体験なのだと思っています。

Tari先生の著書「YOGA FOR CANCER」

Tari先生の著書「YOGA FOR CANCER」

手術前同様、気持ちも体も変わらずとっても元気ですのでご安心ください。ただ、これからも”がんサバイバー”として、再発予防の治療や通院、検査は定期的に続くため、New Normalに心と体を無理せず慣らしていく期間ととらえ、お仕事はゆっくり様子をみながら再開していく予定です。

「がん」そして「ヨガ」という言葉で、わたしと同じようにインターネットで情報を探している誰かのお役に立てたらという気持ちで、このブログにもわたしの体験したことをシェアしていけたらいいなと思っています。
何かご質問や、不安に感じていること、ご自身ではなくても周りで情報収集している方がいらっしゃれば、ぜひContactからメールください。

一部の関係者には、6月以降の仕事の調整などのためにすでに5月中にお伝えしてあり、様々ご配慮いただき大変感謝しております。
また5月からは手術前検査やY4Cトレーニングの日程の関係で、また退院後も通院が続き、スケジュール調整をいただいたり、お会いする約束を果たせないことも多々あり、みなさまには大変ご迷惑をおかけしております。何卒ご理解いただけますと嬉しいです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

Mahoko Hart
 
 
 
 
 

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